コマンドを使用してサーバーにファイルをアップロードしたい場合は、scpコマンドで簡単に実施できます。scpコマンドの実行は、WindowsのPowerShellを使用すると便利です。今回は、Windowsからサーバーにscpコマンドでアップロードする方法について紹介いたします。
scpコマンドのアップロードについて
Windowsから簡単にscpコマンドでサーバーにファイルをアップロードできます。
ファイルをアップロードするには、次のような手順になります。
- PowerShellを起動する
- scpでアップロードする
scpコマンドを実行するには、PowerShellを使用すると便利です。
※説明は、Windows11のPCで行っています。
PowerShellの起動
WindowsでPowerShellを起動します。
Windowsキー+Xキーを押して、表示されたメニューで「Terminal」を選択します。

scpコマンドのアップロード
PowerShellのコンソールでscpコマンドを実行します。
scp 「アップロードファイル」 「ユーザー名」@「ホスト名」:「アップロードフォルダ」
アップロードファイル:
フォルダー付きでWindowsにあるファイルを指定
ユーザー名:
ログインするときのユーザー名を指定
ホスト名:
ログインするサーバーのホスト名、またはIPアドレスを指定
アップロードフォルダ:
サーバーのファイルをアップロードするフォルダを指定
scpコマンドでサーバーのポートを指定したい場合は、オプションで-P(大文字)を指定します。
鍵認証を使用すると、scpコマンドをパスワードを入力しないで実行することができます。認証キーファイルをオプションで-i(小文字)で指定します。
その他について
ファイルをダウンロードする場合は、scpの引数の順番を変更するとダウンロードすることができます。こちらで、scpを使用してダウンロードする方法について説明しています。
まとめ
今回は、Windowsからscpコマンドでアップロードする方法について紹介しました。Windowsからもscpコマンドで簡単にアップロードできるので良いです。コマンドに慣れるとツールなどを使用するよりも速く操作ができるので便利だと思います。
読んでいただき、ありがとうございます。
参考になりましたら、幸いです。